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BBちゃんねる番外編どきっ!清楚なセンパイこちょこちょ地獄

週一更新といったな、あれは嘘だ。
メイキュウのまよいびとのみなさん、こんばんは。
ほぼほぼ14連勤にも等しい日程に襲われ、力尽きておりましたハムでございます。
本日も、まずはザビメルssから始まりますが、その前に一つ補足をば!
今回、こちょがあります
具体的に言うと、ザビ子受けのコチョシーンとなっておりますが、まずはこちらのお便りをご覧ください

>1:Fate/EXTRA ザビ子
>2:遠隔くすぐり
>3:腹、わき腹
>4:BB

>よろしくお願いします

こちら、リクエストボックスに投下された投稿の1つなのですが、丁度いいタイミングでしたので採用させていただきました。
短めなのはゆるしてください

というわけでメルティハート、スタートです!




 身体が投げ出されるような感覚と共に目を覚ますと、桜の花びらが頬を撫でた。視界に映るのは見慣れた桜の木。魔力を使い切ったバーサーカーは霊体化しているようで、周りには見当たらない。そうか、自分は戻ってきたのだ。
 だが、メルトリリスのSG『加虐体質』を暴いた私は、そのまま精根尽き果てチェックポイントまでたどり着くこともなく倒れ伏していたはずだ。そのあとのことはよく覚えていないけれども、どうやら生徒会のみんなが上手くやってくれたのだろうか。

 体中からの激痛で、指一本動かすことすらままならない。我ながら無様な格好だと思うが、こればっかりは仕方がない。ひとまず、他のメンバーが運びに来てくれるのを願おう……と
思った矢先、視界にノイズが奔る。これは……。

『はーい、そろそろ察しの悪い唐変木な先輩でも慣れてきた頃かと思いますが、常にユーザーに新しい驚きを提供してこその電子コンテンツ!そんなわけでBBチャンネルスタートでーす!』

Now hacking……
……OK!

BB channel

 視界がぐるりと反転し、強制的に目の前のスタジオへと意識を向けられる。五感をジャックし、無理矢理見ていたチャンネルを変更されるようなこの感覚は何度もやっても慣れることがない。そんなわたしの困惑もおかまいなしに、BBの声が脳内に響き渡る。

「はーい、センパイ。数時間ぶりですねー。まさか、あの時あんなに元気よく啖呵を切っていたセンパイが虫さんみたいに這いつくばってるなんて思いもよりませんでした。私の忠告も無視してそんなサーヴァントを使い続けるからそんな目にあうんですよー」

 なるほど、今回のBBチャンネルは今のわたしの姿を嘲笑う、という趣旨なのか。何も思うところがない、といえば噓になるが、衛士が新しく増えるだとか、サクラメイキュウが新築されたというニュースよりはいくらかマシだろう。

「わたし
「ふふふ、センパイったら自分からそんなことを言うなんて、そんなに私に罵倒されたかったんですかー?でも、残念、大外れでーす!今回BBちゃんはドエムなセンパイを嗤いにきたのではなくて、笑わせに来たのでしたー!」

 はい?今彼女はなんといったのか。『わたしを笑わせる』といったように聞こえたけど、いったい何をするつもりなのだろうか。

「BB、まさかとは思うけど渾身の一発ギャグとか見せてくれるの?」
「もう、センパイは本当に愚鈍ですね。人類ったらホント馬鹿。そんなセンパイには口で言うより実体験してもらったほうが早いですね。というわけで、BB~マジ―ック!」

 BBの教鞭が振るわれると、その先には一つの人形が現れた。何でもありなBBが相手なのだから、今更人形の1つや2つで驚きはしないが、その形は……あまりにも……わたしの姿に似ていた。

「どうです?10分の1スケール、センパイフィギュアの感想は?さらにさらに……」

 なんとなく嫌な予感がする。そう、これは以前マネーイズパワーシステムやら、パンツハカセナイやらの被害にあった時と同じ予感だ。間違いなくろくな目に合わない。

「こちょこちょこちょ~」
「ふにゃああぁぁ!?」

 スタジオ全体に響く間抜けな声。それが自身のモノだと理解するのに数秒かかった。何が起こっているのかわからないが、BBが人形をもぞもぞと触るたびに自分の体に不可解なくすぐったさが駆け巡る。

「驚きましたか?セ・ン・パ・イ?どこかの鬱陶しい白いAIのせいで直接お邪魔することはできませんが、センパイと繋がった端末を作るくらいならばわけないのです。つまり、文字通り神経の繋がったこの人形をこちょこちょすれば、センパイも笑っちゃうのでしたー!」
「ふっひゅっふふふふふっふっふふふふふふふふふ!わかったっぁぁぁはははははははっ、わかったからぁぁぁっははははははははははははは!や、やめっ、やめっへぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!」

 人形の脇腹あたりをBBがつつくと、とても指でつつかれているだけとは思えないほどのくすぐったさがわたしの脇腹からも襲ってくる。それを少しでも紛らわそうと、体を動かそうにも、魔力切れでわたしの体はピクリとも動かないのだからたちが悪い。

「いいっひひっひっひっひひっひっひ!っくっひゃっはははっははははははははは!くすぐったいぃぃぃぃぃぃぃ!くすぐったいってっばぁぁぁっはははははははははははははは!もうやめへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「だめですよ、センパイ。まだ治療は終わってないんですから!」
「ち、ちりょうぅぅぅっふっふっふひゅっふっふっふふ!?これのぉぉぉぉぉぉぉ!これのどこがぁぁぁっはははははははははははははははははは!?」

 こんな苦しいだけのいつものBBのいやがらせのどこが治療だというのか小一時間ほど問い詰めさせていただきたい。できれば、BBにも同じ目にあってもらいながら。是非に。

「いえ、これはセンパイの魔力を……っは!?な、なんでもありません!ちょっといつもと趣向を変えてセンパイを虐めてみただけなんですから!よけいなことにばかり気付くセンパイなんてこうです!」
「~~~~~~~~~~っっっっっ!?んんっひゃっははははははっははははっはははははははははははははは!きゅううにぃぃぃぃぃっひひいひひひひひひっひひひひひひ!きゅうにつよくぅぅぅぅぅぅぅっふふひゅっふふふふふふふふふ!?」

 脇腹から伝わる刺激が一気に跳ね上がるくすぐったい。くすぐったさがBBの触れている脇腹以外からも伝わってくるくすぐったいくすぐったい。とにかく全身がくすぐったいくすぐったいくすぐったい。くすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったい。

「んぁぁぁぁぁぁぁあっははははははははははははははははははははははははは!むりむりむりむりむりぃぃぃぃっひひひひひっひゃははははははははははははははははははは!くすぐったすぎぃぃぃぃっひひっひゃははははっははははははははは!」
「フフフ、センパイが楽しそうに笑ってくれて何よりです。感度百倍効果と、感覚広域化のウイルスをプレゼントしたかいがありましたね。このまま意識がなくなるまで、たっぷりと笑ってくださいね。セ・ン・パ・イ」
「あっへっひゃっはははっははははははははっはははははははははははははははははは!そんなのいやぁぁぁぁはっはははははははははははははははは!たすっ、たしゅけてぇぇぇぇっへへへへへへへへへへへへ!ばーさーかーっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっはははははははははははははっははは!」
「何言ってるんですか、センパイ。まだまともに魔力も戻ってないのにサーヴァントなんて呼べるはず……」
「■■■■■■■■■!」

スタジオ全体を震わせる狂戦士の叫び声。その怒号を肌で感じながらわたしの意識は遠ざかっていった。





はい、というわけでいかがだったでしょうか。
リクエストを送ってくださった方のお口にあえば幸いです。
このほかのリクエストも確認済みですので、随時やる気と時間があるときにやらせていただきますー。
では次のコーナーへ!


アンリミテッドカオス

※必殺技ではありません

当ブログでもリンクをはらせていただいているゲーム、ss製作者のYさん主催の「裏くすぐりみっと」とでも呼ぶべきネット企画にお誘いいただきました。
その名も『Unlimited Chaos』
ssになるかゲームになるかはわかりませんが、なにかしらくすぐり作品を引っ提げて参加いたしますのでよろしくお願いします!

これに関連して、メルティハートは6月18日の「くすぐりみっと!」が終わるまでは一旦ストップさせていただきます。
企画作品に集中したいので……。
勝手なお願いになりますが、よろしくお願いいたします。

では、今回はここまで。
次の更新まで死が2人を別離つとも!

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