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その出会いは電撃の様に

こんばんはー、槍秘石難民のハムです。
1話目から作者取材のため休載しそうになりましたが、とりあえずどうかと思うぐらい短いながらもプロローグ2的な立ち位置のものはできたのでおいておきます。



 サクラメイキュウ13階層、シンジの敵対やエリザベートの恋愛脳、予想外の事態はいろいろあったが、今回もなんとか無事に探索を終えることができた。あとはチェックポイントを開放して生徒会室に報告するだけ。そんな時、カツカツと床を弾くように何かが駆ける音がメイキュウに響いた。

「……っ!?」

 次の瞬間、私の目に映ったのは鋭い銀色の刃。これは躱せない。私、水無瀬 白代(みなせ はくよ)の身体は瞬きする間もなく引き裂かれ、データの海の藻屑と消える。そんな最悪の想像が頭をよぎったその時、黒い影が飛び出し、迫る刃を受け止めた。

「■■■■■■■■■■■!」

 刃がぶつかる金属音すらかき消す咆哮は、もはや生物のモノというよりも雪崩や雷の轟音に近い。大気を震わす音に反響し、メイキュウすらも揺らすその声も、私にとっては聞きなれた声である。なぜならば、その声の主こそが私のサーヴァント、バーサーカーなのだから。

「私の奇襲を読んでマスターを守るなんて、とてもバーサーカーとは思えないほど鋭いのね……!見直したわ、サーヴァント、あなたも特別と認めてあげる」

 鈍い金属音をたてて奇襲を仕掛けてきた細い影がバーサーカーから離れると、ようやくその姿を確認することができた。薄い紫の髪に青いリボン、その顔はこれまで何度も見たことのある少女とまるで同じであった。しかし、華奢で可憐な少女の姿とは裏腹に銀色の光を放つ脚は恐ろしい凶器そのものだ。
 その姿には覚えがある。彼女はパッションリップと一緒にBBが連れていた少女。もう一人のアルターエゴだ。

「そういえば、自己紹介もまだだったわね。はじめまして、ちっぽけなマスターと余分なサーヴァント。私はアルターエゴ、メルトリリス。白代、あなたの本当の理解者よ」

 -------------それが私と彼女、メルトリリスの初めての会話であった------------




Q.思った以上に短い!
A.すまない……今週あまり休みが取れなかったんだ……すまない……本当にすまない……。

Q.アイエエエ!バーサーカー!バーサーカーナンデェェェ!?
A.なんででしょうね?(すっとぼけ)

今回の様に時間がないと、文字数がやたら短くなったりしますが、週一更新だけはなるべくするのでお許しください。

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